2009年03月13日

ゾンビが好き

ゾンビが好きでなんとか日本を舞台にした作品世界にゾンビを包含できないか20年くらい考えているんですが、なかなかうまい設定ができません。

考えていたらゾンビ界も「ブレインデッド」とか「マニアックコップ」とかゾンビ(的なものを含めて)キャラ性が優先される風潮に取り込まれてしまい、ゲームでも「バイオハザード」が一世を風靡してしまったりと「違うんだよな要素満載」な流れになってしまっていました。

それで最近になって「Jホラー」がきっかけでたくさんのゾンビ映画が入ってくるようになって、原点回帰もなされるようになってきました。
これは少しホっとしましたが、かといって次の段階が見えてきたわけでもない、という欧米文化の末期的症状でしょうか。

そんな中でも、清水崇監督の「呪怨」はとても好きでした。
ハリウッド版になった「THE GRUDGE」もとてもよかった。
なぜかというと、日本的な怨念を物質化するのに死者のキャラ化で昇華させた手腕が見事だったからです。
また映画としては、ホラー映画としての無駄な要素を排して見せたい場面だけをつないでいった潔さがあったからです。

もっとも作品世界の怨念はなにも怨霊にだけに篭るわけではけっして無く、その登場人物、さらに後退すると作者側になければ作品も空しいものになるんじゃないかと思います。
その種の作者の妄想は一般に忌避される風潮なってしまいましたが、それに流されるのが作者側としてはもっとも恐れるところです。

しかしなによりそういう世界は描いていて楽しい。
一体この10数年で描いてボツにしたゾンビものの下描きは、軽く100ページを超えてしまいました。
載るアテもないのだから、ネームも無しで下描きで描いてしまうんですね。
それは楽しいから。
楽しいから、それがどこにも載らなくても損したとは思わないんですね。

まぁ載せてもらうアテもないけど、考えてみたらネットで漫画公開してる人もいる時代になりました。
少しでも形になったらホームページでお見せできればいいなと思ってます。






posted by まーちゃん at 10:54| 東京 ☀| Comment(8) | TrackBack(0) | 仕事日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
端的にいって、ハリウッドで撮れる人食い=ゾンビという図式なので、ようはどうかにばるなのかとか、そういう要素をつきつめていくか、はたまたロメロ御大の社会派ゾンビとしての側面をつきつめるか、という方向性を、結局絞り込みきれないままにあれも、これもと手を出してしまい、破綻しているのが現状なのかなあと、ずっとおもってました。

ところが最近は、「それはなにかがちがう」とおもって育った人たちが作品に携わることができる時代になってきたので、いい意味で突き抜けてるものが多くなってるなとおもってます。まぁ、その分オタっぽさで、小技が多すぎるのが気にはなりますけど。

個人的には、前提抜きに、日常生活に自然なままゾンビが入り込んでしまったゾンビ先生は、和風ゾンビとしては大変気に入ってます。いえ、よいしょじゃないですよ、本音で(笑)
Posted by りせっとさん(仮) at 2009年03月15日 02:03
「28日後」から「28週後」と、ロメロ御大の二十年の迷走を一足飛びにオマージュしてしまう時代の焦燥感が、ゾンビを走らせたのではないかと・・・
それでもゾンビカタストロフィシミュレーションとしては、圧倒的に「ランド・オブ・ザ・デッド」の方がリアリティとロマンスがあったわけで・・・
「好き好きゾンビ先生!」を描いた田中さんは迷走こそが正しい姿なのだと思います。

てゆうかセルフリメイクでもいいのでは?

Posted by oarfish at 2009年03月15日 05:29
>りせっとさん
ゾンビってクリーチャーじゃないと思うので、ただ描けばいいって説もありますね。
うまく言えないんですけど。
バイオハザードのように、背景にその国の風土がないとクリーチャー化しますね。
素朴なもんな気がします。

>oarfishさん
あ、「ドーン・オブ・ザ・デッド」は観たんだけど(苦笑
「ゾンビ ショーン・オブ・ザ・デッド」はダメでした。
イギリスのゾンビはダメな気がします。

ゾンビ先生はあのままではなぁとも思います。
日本は火葬が・・・・(笑


Posted by たなま at 2009年03月17日 04:27
最近、ロメロの一作目のゾンビ作品のリメイク版のナイトオブザ〜死霊創生期のDVDを入手しました。トムサビーニが監督した作品ですね。昔ビデオで見たときは平凡なリメイク作品に見えましたが実はとてもよく出来たリメイクであることに気が付きました。ドーンオブザデッドのリメイクのようにショッキングな映像感覚が先行したような軽薄さは微塵も無く、きちんとロメロ的カタルシスが抑えられているしオリジナルと少し違うラストや主役の女性のキャラクターの変化で制作された時代性をうまく表現している。

サビーニ氏といえばドーンオブザ〜の暴徒とかフロムダスク〜のセックスマシーン役で面白キャラとしての名声が高い方になってしまいましたが、この作品の特典映像に監督としてのインタビューが収録されていて、それによるとサビーには若い頃、徴兵されてベトナムに赴き戦場カメラマンとして働いたのだそうです。そのときに体験した戦場のグロテスクな体験が彼特有の生々しい特殊メイクや演出に活きてると語っていました。確かにサビーニの関わった作品の特殊メイクはショッキングなのが多い。

ランボーはPTSDヒーローと呼ばれていますが
サビー二はPTSDスプラッターアーティストですな。

水木しげるさんや日野日出志さんもそうですがリアル戦争体験者が恐怖作家的な活動をするというのはPTSDみたいなものなんでしょうかねー
Posted by ちりぢり博士 at 2009年04月04日 00:18
私は「フロムダスク〜」が全然ダメでした。
つまりタランティーノとロドリゲスが肌に合わないみたいで、グラインドハウス2部作も本心からはあまり好みじゃないです。
「デス・プルーフ」の方はカート・ラッセルが贔屓なので楽しく観ましたけど。
ティム・バートンもぜんぜんダメなんです・・・。
そういえば10数年前、バートンが好きじゃないなんてイケてないなぁと悩みましたっけ。

サビーニが特別だというのは同感です。
他の特殊メイクアーティストの中でも浮き立っています。
双璧はロブ・ボーディンで、あの人も因果は知らないけど心の中に鬼を飼ってますね。

ロブ・ボーディンといえば物体Xやロボコップのデザインですが、ロボコップの監督で頭おかしいで有名なバーホーベンは、やっぱり幼い頃に墜落した連合軍の乗員を遺体を間近に見てしまい人体の脆さを達観したと述べています。
同じくバーホーベン絡みでは人形使いのフィル・ティペットですが、彼が特別だったのはなぜだろう。

ゾンビなんて肉食人種の恐怖の素肌感覚だと言い訳してるうちに、日本人もすっかり肉食人種になってしまいました。
・・・でも欧米人よりまだヘルシーに肉食してますよね(苦笑
Posted by たなま at 2009年04月04日 03:13
タランティーノとかバートンって趣味の延長腺で仕事が成功してしまった典型なので独特の甘さがありますね。そういう雰囲気が嫌いというひとが居ても不思議ではないです。

ロバートロドリゲスはタラとバートンよりさらにヌルイ感じがしますねw。

てか、マイケルベイも同じようなかんじですな。

ハリウッドダメじゃんw

オリバーストーンがナチュラルボーンキラーズの原作を大幅に変えて撮ってしまいタランティーノが激怒したという話がありますが、ナチュラルボーンキラーズは暴力、悪徳、残酷表現をを肯定してなんぼなタランティーノ脚本に対する反論的な要素が作品に滲み出ていて面白いです。
ナチュラルボーン〜はタラ絡みにしては奥が深い視点を持っている作品で個人的には好きです(オリバーストーン作品としてみても面白い部類だし)。
バートンについても猿の惑星で一般的な映画監督としての素養が分かっちゃったよねぇ。
いい原作なり脚本があれば上手い監督足りえる
人かなバートンは。彼のやってる人形劇作品のほうは監督というよりプロデュースなので本編を監督したり脚本書いてる人が上手いのです。

ロブボーディーンは物体Xのクリーチャー造型の
仕事期間中にほとんど眠らないで(あげく入院したそうですが)造型してたとインタビューで語ってましたね。心に鬼が住んでるというより…鬼なんじゃないでしょうか?w(実際ロブ
の風貌怖いしw)
バホーベンもグロ残酷監督として日本人にはあまり受けがよくないですがw。基本的に風刺画のような黒い笑いが感じられる残酷さなので、タラとか最近の若い監督が好きな残酷悪徳パーティ的な描写とは違い面白いとおもうのだけど
ね。

ロメロのゾンビ作品が独特のの品格を持っているのはゾンビと人間を差別してないところでしょうね。あくまでも人間の醜さや脆さを描き出すための存在としてゾンビを描いてる。
昨今のゲームから派生したサバイバル系ゾンビ映画にはこの視点が希薄というか皆無なんだよな。
タラのキルビルみたいな、むやみやたらに人を殺すような映画も同様。
Posted by ちりぢり博士 at 2009年04月04日 04:38
あぁそうですね、ロメロのゾンビは人の鏡なんですね。
最近やっと分かってきました。
だから私は格別ロメロ信者でもなくて、昔は「シーバース」の頃の初期クローネンバーグや、「フロムビヨンド」とかのブライアン・ユズナ&スチュアート・ゴードン(なんであんなに馬鹿なんだろう、大好きです)ただ汚いだけのルチオ・フルチのが好きでした。

ハリウッドは退潮気味だとずいぶん前から言われていますが、ほんとうなんでしょうかねえ。
「トランスフォーマー」や「アイアンマン」はすごく楽しめたんだけどなぁ。
「インクレディブル・ハルク」はまだ観てませんが、サミュエル・L・ジャクソンのアベンジャーズでまとめる計画だあるみたいで、どんどんやれという感じです。
バットマンの「ダークナイト」はいい映画とは思いますが、馬鹿な私には格調高すぎて上映時間も長すぎ。

タランティーノはキルビルの2で語る資格の無い愛を語ってしまったところで馬脚を現したような気がして、当時とても残念だったのを憶えています。
それだけ期待して観に行ってたわけで、ふつうに「燃えよカンフー」してどないすんねん! って思いました。
「片腕サイボーグ」みたいなの作ってればいいのに。

次の作品がブラピが主演する「ギャリソンゴリラ」みたいなマカロニ戦争映画らしいので、たぶん普通にスタローンの「エクスペンダブルス」の方がおもしろいと思います。
B級魂はスタローンやバーホーベン(残念ながらオランダに帰ってしまいましたが・・・)のが上だなぁと思ってます。

でもほんとうはショーン・ペンの映画みたいな暗い映画も大好きなんですけどね。
Posted by たなま at 2009年04月06日 04:08
トランスフォーマーは上手くまとめたとは思えるけど…ああ、あの映画のあの台詞だ、あの映画のあの場面だ、あの映画のアイディアだ…そういう部分が目に付き過ぎで好きではないですね。いろんな映画のコラージュ映画みたいに見えた。
パクリの許容範囲として..
2010→アビス→アルマゲドン
アビスまではやったもん勝ちで許すけど、アルマゲドンみたいな更なるパクリを行えるマイケルベイは質的にC級作家にちかい気がするんだよな。頭のいい監督だとはおもうけど。
2010は2001の続編としては酷評されてますが、
手法や発想をパクったSF作品かなりあるとおもうけども。多分ジェームズキャメロンはかなりの2010好きだとおもう。
ハリウッドはCGで描ける物の限界が上がったのに想像力やオリジナリティは低くなってる気がします。
特に大バジェットの作品が安っぽくなってる。

若い監督やミュージックビデオ監督出身の監督が若気の至り作品作るのは理解できるけども、トニースコットみたいなキャリア組みもドミノみたいな莫大な予算かけたチラシの裏映画作っちゃってるものなぁ。

キルビルはそれまでタラを推していたオラやら
その友人もアンチタラになった作品なんですよね。ロバートロドリゲスと組み始めてからタラ
には作家性がなくなったかな。

バットマンのダークナイトは見てないですな。
良い作品らしいけど前作の考証理屈ヲタが作ったようなビギンズが好きになれなかったので見る気がしない。バットマンはバートンが描き出したタツノコヒーロー作品ぽいアバウトさが好きだしなぁ。

クローネンバーグは発禁になるような作品を作ることがポリシーだと何かの作品のインタビューで語っていました。彼の描く変態ワールド
は崇高なものを感じますねw。キューブリック作品のように芸術に至らず認められず、絶えず難解とイミフの境目みたいな作品ばっかになってしまう点がイイw。
Posted by ちりぢり博士 at 2009年04月06日 14:27
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