2009年03月27日

頭が硬くなった?

自分、車いじったりするのが趣味なんですが、もう10年くらいですか、やってるんですけど、ず〜っとつきまとっている不安があります。
それは「漫画家たるもの趣味など持っちゃいかん、そんな時間があるならもっと絵を描け」という強迫観念です。

実際まわりを見回すと、車の免許も取らずほぼ外出もせず、自分の時間のほぼ全てを創作につぎ込んでいる作家さんが多数存在しています。
そうしてそういう自己犠牲を貫徹している方に確かに多いです、成功している方が。

でもたくさんの趣味を持ち、遊びの時間と仕事を両立させている作家さんも知っています。

でもこれは、どちらがどうというものでもなく、自分は自分なんだから、という結論は最初から出てしまっているんですから、なにもここで不安がどうのと書くこともないんですが、不安は不安としてあるんだから仕方ないやと思い、趣味もやってきたりしたわけです。

・・・が、

最近それも違うぞ自分、という印象を持つようになってきました。
自分の存在意義というのを斟酌するに、自分らしい視点で物事進めるのもアリなんじゃないかと思いだしてから、漫画描くのが楽しくなってきました。
どう描いても自由、という漫画もあっていいんじゃないかと、ある種の開き直りが数十年していた足枷を外す結果になったのかも知れないです。

まあもともとあまり絵も達者な方ではないですし、客観的には話も中途半端な変なのばっかりなんですが、それなりに芯はあったつもりでした。
(H漫画やってることについての整合性はまた別の機会に)

ただ今、正直言って最大の問題はいわゆるパトロンがいないことです。
そのパトロン探しのために見せ絵として一本描かないと、手元には古い原稿と最近までのH漫画しかないわけですね。
それでその一本を描き始めたんですが、これが楽しくて仕方ない。
余暇の時間を全てつぎ込んでも惜しいと感じない。
こんなことはず〜っと無かったことです。
不思議なこともあるもんだなぁと思います。
いわゆる「初期衝動」ってやつなんでしょうか、それが蘇ったような錯覚を覚えます。

錯覚?

ええそうです、錯覚かもですね。
人間歳をとると自分を騙すようになります。
きっといつか醒めるんです、そんな不安や恐怖も感じています。
環境が許さないんじゃないか、そうも思います。
でも、こういう不安を公にできるようになった分だけ、少し成長したかもしれませんね。

頭やわらかくしなくちゃぁ・・・・。







posted by まーちゃん at 05:24| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 仕事日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
最近、永井豪とか日野日出志とか自らのやりたい放題を描くことが作家生命みたいな作家の漫画を読み直しています。

デビルマンなんてドラック中毒者の妄想みたいなストーリーで腰が抜けますwし、日野の残酷漫画は残酷とうりこして悪魔的宗教の経典のようだし、変な美学を感じさせます。

両者とも絵やストーリー運びがうまい系じゃないけども思想や情念は凄くダイレクトに伝わってくる(絵については両者ともある意味スタイリッシュな絵に昇華されてるけども。)。

純粋に強い作家性=感性が飛んでる系
作家の作品は面白いですね。


Posted by ちりぢり博士 at 2009年03月27日 15:55
>ちりぢり博士さん

だんだん分別が出来てくると残酷描写もおさえるようになって、それが作家生命の終わりですね(苦笑
絵もコンパクトにまとめるようになると終わりですかね。

それで考えると永井豪(敬称略)と石川賢の流れっておもしろいですね。
永井さんはデビルマン描いてたあとくらいかな、確か「私の中には鬼が宿っている」というようなことを言ってました。

不安に怯えながら描くのはデフォルトなのかも・・・。
Posted by たなま at 2009年03月27日 16:40
石川賢(名前とはまったく違う栃木県出身者だそうでw)さんのほうは永井さんに比べグロ要素強いですね。石川さんの作風は「野蛮」の一言で語れるヤバさが素的です。晩年ゲッターロボに固執したかのような作家活動行っていた点もクレイジーな雰囲気あるし。

デビルマンは確かに何かに憑かれて描いてる感じがします。

不動明は..ドラッグで酩酊して人を殺して、人の心の闇の領域に踏み込んだためにアモンと合体できた…と言う設定はいまだに凄すぎると思う。

まるっきり悪魔崇拝者の世界。

けっこう仮面が素っ裸で開脚攻撃してくる過激さよりも危ない設定だとおもうw




Posted by ちりぢり博士 at 2009年03月29日 00:13
日本にはドラッグカルチャー無いのに描けたんだから妄想力もたいしたもんですね。
永井さんの漫画は海外でも受けたから、内容的にもおかしくなかったんでしょうね。

デビルマンのラストは、楳図かずおの半魚人と並んで幼い頃のトラウマなんです。
あとミキちゃんの首が転がってきたところ。
Posted by たなま at 2009年03月30日 16:39
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