2009年12月03日

「仮面の部屋」

漫画家の業といいましょうか、日常生活を送りつつも期せずしてネタを思いついてしまい、その処置に困ることが多々あり、こんなエントリです。
つまり作品にする可能性の無い、まぁボツネタのコーナーです。

まずは先ごろ目に付いたこんなニュース。

「23%の自治体が、男子トイレの“完全個室化”必要」
>。「大便をするとからかわれる男子生徒のために、小便器をなくしてすべて大便器にすることを検討している自治体もある」(学校のトイレ研究会)としている。
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0911/24/news044.html

まぁ小学生とかだと学校のトイレで大に入るのは恥ずかしいわけです。
ましてやそれをクラスメイトに見られようものなら、片思いのなんとか子ちゃんにも言いふらされること必至です。
朝、自宅トイレでがんばって出してくるなど、小学生の悩みは深いです。
そんな時、クラスのおどけ者Cが「じゃあトイレに仮面を置いて、ンコするやつはそれ被ってすればいいんじゃね?」と発言するわけです。
すると現実主義のメガネ(髪は横分け)が「馬鹿だな、トイレまで行ってから仮面つけたんじゃ、そこで小してるヤツに見られてバレるじゃないか」とあざ笑います。
「なんだとメガネてめぇいつも批判するばかりでアイディアも出さねぇで偉そうにばっかりしやがってよ」と言ってつかみ合いになります。
ここらへん与党と野党の関係に似ています。
もちろんここでよし子ちゃんが「やめて!」と言います。
「まぁまぁやめたまえ諸君」と言って仲裁に入るのは級長のHで、スポーツマンで万能の彼は生徒会長もやっています。
(横分けとキャラが被るのはネタの推敲が足りないせいです)
「仮面をトイレに設置するとバレるんなら、他のところに仮面を置いておけばいいだろう」と提言します。
これこそ現実的な対案というものです。
しかし廊下に下げておいたのでは、そこで被ったのを見られたとたん「大決定」です。
「そうか困ったな、よ〜し」級長がそう言って逆立ちすると・・・これではあばれはっちゃくのパクリなのでやめておいて、普通に「じゃあ仮面を置いておく部屋を作ったらいいんじゃないか?」と素晴らしい提案をします。
クラスは拍手喝采です。
級長は生徒会長だという利点も生かし署名も集めて教職員を説得し、見事仮面を置く部屋を作ることができました。
その部屋は一階の階段の死角にあり、部屋に入るのも気づかれにくく出来ていて重宝され、面白がった生徒たちが持ち寄った仮面でいっぱいになり、いつしか「仮面の部屋」と呼ばれるようになります。

しかしある日、そんな仮面大好き小学生に対して厳しい現実が社会から突きつけられます。
それは考えなしの文科省官僚が素案を立て政府が閣議でながら決定した「小学校の小便器の廃止」です。
まったく無責任な法律です。
しかもお小水が飛び散らないように「強制座り小」まで校則で決まってしまいます。
「女みて〜じゃんよう」「座り小便なんか馬鹿馬鹿しくてやってられっか」
そんな小学生の切実な声が政府に通じるわけもありません。
誰も訪れることのなくなった「仮面の部屋」は板を打ち付けられて封印され、時は流れ在校生も一回り入れ替わったある日・・・・。

学校のトイレ.jpg


放課後のトイレに仮面を被ったお化けが出るという噂が立ちます。
個室で小をしているとドアを開け放たれ「男ならオレの見てる前でしてみろ!」と仮面お化けに強制されるらしく、校内の男子生徒は恐怖におののきます。
あげく小をするときはドアを開けてするという「慣習」までできる始末。
しかしそうなるとドアを閉めると大をしてるのがバレることになり、また男子小学生たちは登校前大が当たり前、つまり昔に逆戻りです。

ある日、目立たない少年Aはトイレに隠れていてそのお化けの仮面を剥ぎ取ってその正体を暴いてやろうと思い立ち、掃除用具入れに隠れます。
Aは仮面お化けのせいで便秘気味になってしまって怒っていたんです。
日も暮れかかり薄暗くなったトイレに暗い人影が現れます。
「なんだお化けじゃない、あれは人間だぞ」
そう直感したAは勇気を振り絞り物入れから躍り出てお化けの仮面を剥ぎ取ります。

そこで彼の見たものは・・・・。

(終わり)


posted by まーちゃん at 02:56| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ラストの想像オチ。
彼が仮面の下に見たものは・・・
いろいろと考えてしまいますが、これ、怖いですね。
映画も、マンガも、小説も、結果がわからないものって、ミステリアスで、ついつい自分が一番こわいものを想像してしまって・・・

「饅頭こわい!そして、濃いお茶も^^」
Posted by よしおか at 2009年12月10日 20:30
ボツネタ記事にコメント、ありがとうございます。
昔読んだ小説作法の本で「言いさす」結末を書かないテクニックというのがあって、面白い小説を途中で読むのをやめる「読みさす」のすすめなんて書いてありました。
想像力を刺激されていろいろアイディアを思いつくためにするのですが、これは私の文章ですしね。
お化けも正体が分からないから怖いんだし、なんかオチをつけると寂しい、そんな感じもありますよね。
Posted by たなま at 2009年12月12日 18:28
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